変化し続ける葬儀の形

Posted by ジャポン on 2015年6月5日

昭和以前の葬儀といえば、故人の家族や親戚が中心となり周辺住民と力を合わせて行っていたものです。人と人が助け合って生きている、そう実感したものです。
平成時代に入った頃からでしょうか。周辺住民に頼ることなく、専門の葬儀会社が中心になって葬儀が執り行われるようになってきたのです。故人の家族の気苦労は減ってきたのかもしれません。お金を払えば、全て葬儀会社が段取りをしてくれるのですから。しかし、人と人との触れ合いがなくなってきたということができます。近所付き合いすることがなくなり、互いが関心を持たない人間関係ができてしまったのです。
近年ではますますこの傾向が強くなり、密葬で葬儀を行なう人が増えてきています。密葬とは、家族や親族、友人など、一分の親しい人達だけで行う葬儀のことです。細かな段取りは葬儀会社に頼ることになりますが、葬儀の規模が大きくなるようなことはありません。葬儀で最低限必要な手続きのみを行ない、質素な形で故人を送ることになります。
このように葬儀が変化し続けている理由は、少子高齢化による影響が大きいのでしょう。人口が減少していけば、当然葬儀も小さな規模へと変化せざるをえません。また、世間体を気にすることなく温かく故人を送り届けたいという気持ちも込められているのでしょう。